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災害の備えは
できていますか?
災害時の事業継続計画(BCP)には日頃の訓練が欠かせません。訓練を行いながらBCPの鮮度を常に保ち、災害時には自然と体が動き出すレベルまで訓練の内容を高めていきましょう。
命をまもる3つの心構え
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1
自分の命をまもる
「自分は大丈夫!」と思っていませんか?
自分にとって都合の悪い情報を無視したり、
過小評価してしまう特性が人間にはあります。
災害は突如として襲ってきます。
災害時を想定した備えが自分の命を守ります。 -
2
利用者の命をまもる
介護施設では「自力では逃げることができない人々」が生活しています。
あなたの力がなければ逃げることができません。
すべての利用者の避難が完了するまでには多くの時間が必要です。
全員が無事に避難するためには災害に対する備えと訓練が必要です。 -
3
他人任せにせず、
自ら行動を日常の業務には、詳細なマニュアルや決まりごとがあります。
しかし、災害時には予想できないことが数多く生じてきます。
災害時に管理者の指示を待っていると、その間に被害が大きくなります。
災害に備え、現場職員の指揮系統は常時明確化しておき、
災害時には迅速に対応していくことが求められます。
介護施設における
災害とは
MESSAGE
介護施設における災害は、
ハザード(災害要因)と脆弱性が
重なり合って生じます。
脆弱性の一例
- 要介護者は自力での避難が困難
- 避難誘導に人手が必要
- 夜間は職員が少ない
- 参集が困難
- 災害が発生しやすい場所に
施設が立地している
ムービー
MOVIE
自然災害と避難
まずは知ってほしい基本的な防災・減災対策を専門家がわかりやすく解説。
体験談
災害時の現実を知れば防災・減災の意識が変わります。実際の現場の声を聴こう。
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洪水
深夜1時半からの垂直避難
南の海上で大きく発達した台風。天気予報では深夜に関東に上陸すると伝えていました。水害の経験がある施設だからこそ避難準備はしていました。深夜に入居者全員を隣接する避難棟へ誘導を行い、夜が明けると一面は水で覆われていました。
- 台風
- 過去の経験を生かした避難
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洪水
平成30年7月西日本豪雨災害における避難
~無駄足になってもいい~梅雨前線から発達した線状降水帯が西日本の広いエリアを襲いました。岡山県倉敷市真備町では、7月6日の深夜に小田川とその支流が決壊。町一体が水に浸かる状況になり、激しい雨が降る中、決壊前に自動車で高台に全員避難することができました。
- BCP(事業継続計画)
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津波
災害に備える意識の大切さ
多くの人々の命を奪った東日本大震災。大きな津波が大都市仙台を襲いました。津波が迫ってくる中、素早い判断により利用者、職員ともに全員が無事に2階に避難。危機を救ったのは、日頃からの訓練でした。
- 災害時の備え
- 東日本大震災
詳しく見る
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地震
被災時に助かったこと
激しい揺れにより多くの建物が倒壊した2016年の熊本地震。豊かな自然に囲まれた南阿蘇村は、交通の要となる橋の落下により陸の孤島になりました。まだ寒さが残る4月、利用者と職員が支え合って耐え抜いた記録です。
- 熊本地震
- 役割確認の可視化
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よくある質問
FAQ
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避難訓練の重要性を教えてください。
近年、大規模災害が増加していますが、実際の被害は災害の規模だけでは決定しません。災害の規模は施設の脆弱性とも関連しています。避難訓練等を実施していない脆弱な施設であれば被害がより大きくなりますが、施設の脆弱性を補っている施設では同じ災害でも被害が少なくなります。施設の弱さを補う事が避難訓練の大きな目的です。
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施設の脆弱性について詳しく教えてください
介護施設では、自力では避難できない人々が生活しています。避難時にも介護が必要である点が災害時における大きな脆弱性です。避難までに多くの時間を要し、また、避難時の介護負担も大きくなります。
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避難訓練は夜間と日中のどちらを想定すべきですか?
避難が困難であるのは職員数が少ない夜間となります。大規模施設において夜間に避難を行う場合には、地域住民等の手助けが必要となります。避難訓練の実施に際しては、日中時間帯での訓練を十分に行い、その次に夜間を想定した訓練を行うとよいでしょう(夜間を想定した訓練であればよく、必ずしも夜間に行う必要はありません)。
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避難のタイミングについて教えてください。
各施設が立地している状況により避難のタイミングは異なります。高齢者施設では、警戒レベル3(高齢者等避難)が避難開始の目安となります。
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